クロノグラフの限界を突破!ランゲ&ゾーネのトリプルスプリットがきっと腕時計の素晴らしさを伝えてくれる!

ランゲ&ゾーネ
kevin
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kevin(@wgkevi)です。

ランゲ&ゾーネのトリプルスプリットがほんとうに凄いので記事を書きました!

いくらでも語れる自信があります。

腕時計に興味のない方にもこのトリプルスプリットの凄さは知って欲しいです。

全く興味のないか方からすると「たかが腕時計」と言われてしまうかも知れませんが、あの小さなケースの中には大きな宇宙が広がっています。

私自身トリプルスプリットを知れば知るほど、腕時計の可能性にワクワクしてしまいます。

ランゲ&ゾーネのトリプルスプリットとは?

トリプルスプリットは2018年のランゲ&ゾーネの新作です。

以前、ダブルスプリットという2つのタイムを最長30分計測出来るクロノグラフを発表していますが、それをさらに進化させたモデルです。


引用元:ランゲ&ゾーネ公式サイト

キャリバーL132.1を搭載したモデルです。

世界100本限定となり、その上、予価で約13万9000ユーロもする高価な品で、日本のカタログでは価格は「お問い合わせください。」なので、トリプルスプリットを手にできる人は本当に選ばれた人だけです。

そして、この凄い時計ですが、もうすでに売り切れだそうです。

ランゲの限定は足が速いと聞いてはいましたが金額も関係ないとは思いませんでした。

流石だなと改めて感じた一本です。そして、カタログのトリプルスプリットのページなのですが、キャッチコピーが入っていて、「天下無双のクロノグラフ」と書いてありました。

ランゲ&ゾーネはこのクロノグラフをもって遂に頂点を極めたと言っても過言ではないと思います。

トリプルスプリットのスプリットとは?

クロノグラフ秒針と30分積算計をスプリットにした「ダブルスプリット」を更に進化させたのが「トリプルスプリット」です。つまり、12時間積算計もスプリットになっているのです。

そもそも「スプリット」って何?って感じだと思いますが、スプリットについてまずは説明をしますね。

【スプリットとは】
文字の意味で言うと「割れる」という意味なのですが、これは一つのカウンターサークル内に2本の針を持っているクロノグラフ(ストップウォッチ)に通常用いられる言葉です。クロノグラフをスタートさせた後、同期している2本の針が一度ボタンを押してストップさせた際に1本の針は止まるのですが、もう1本の針は独立していて、さらにそのまま動き続け、時間を積算することが可能な機能を指します。同一の起点からの任意の地点までの2つの経過時間を同時に見られるのが特徴となります。

イタリア語では「ラトラパンテ」と言いますので、スプリットクロノグラフもラトラパンテも同じ機能を指しています。

計時の限界に挑むトリプルスプリット

ランゲ&ゾーネの「トリプルスプリット」は、もう一度ボタン操作をすると最初に止まっていた針が動いている針に追いつく事も出来ます。

なので何時間にも及ぶレースでも1周目、2周目だけでなく継続して時間を別々に計測し続けることが出来るのです。

つまり、総合時間はそのまま計測しつつ、気になるラップタイムを計測するということも可能です。

その場合、主になる針は決まっているので、慣れれば何を計測しているかは瞬時に分かります。

今までクロノグラフの最高峰と言えば、2004年にランゲ&ゾーネが発表したダトグラフベースのダブルスプリットが最高峰でした。

それまでスプリットと言えば、「秒の計測のみ」しか見たことが無かったので、ついに「分の計測」という領域までスプリット計測出来るモデルをランゲが発表した時は今も驚異だったのを覚えています。

今回、それをさらに上回る「トリプルスプリット」は、「秒から分の切り取り」から、ついに、「何時間という長時間の切り取り」までが出来るようになったのです。

クロノグラフが何時間何分何秒を通常切り取る最大値なのでこれ以上の物は出ないのではないかとも言えます。

クロノグラフの計時の機構を切り開いて来た王者だからこそ出来る事であり、ランゲ以外では成し得なかったのではないでしょうか?

また、ランゲの持ち味でもある1分ごとに針が瞬時にジャンプして読み取りをしやすいプレシジョン・ジャンピング・ラトラパント・ミニッツカウンターと徐々に時間の経過を目で読み取る事を可能としたスイープ運針式ラトラパント・アワーカウンターが追加されているのです。

さらに全ての計時針にフライバック機能までが付いています。

つまり、機能を追加しただけでなく実際に使った時に使いやすいようにしっかりと配慮されているのです。

トリプルスプリットの内部構造は超複雑機構

引用元:ランゲ&ゾーネ公式サイト

このムーブメントの厚さと部品の多さが分かるでしょうか?とてつもなく複雑な機構になっているのは一目瞭然です。この積層感がたまりません!

総部品数は567個のうちクロノグラフ機構の部品は314個にも及びます。

クロノグラフにここまで本気なブランドがランゲ&ゾーネの他にあるでしょうか?

さらに驚くべきことは、時針・分針・ストップウォッチ用の秒針2本は同一軸上に配置されているので、軸の中は多重構造になっていることです。

あんなに細い軸の中が多重構造になっていて、時針・分針・ストップウォッチ用の秒針2本をそれぞれ制御しなくてはいけないのです。

これを考えるだけでも製造工程の気が遠くなりそうな作業を容易く想像できます。

それを43.2mmのケースに収めてみせ、トリプルスプリットをコントロールして見せる卓越した技術はまさに圧巻です!

まさに世界最高峰の時計師達がその頭脳と技術を詰め込んだ作品が「トリプルスプリット」なのです!

オメガのスピードマスター(クロノグラフ)で部品が195個ぐらいのところ、この「トリプルスプリット」は567個もの部品を使用

まとめ

この記事を書きながら奥さんに「トリプルスプリット」について説明しているのですが、トータルで1~2時間は話しています。

奥さんは時計の機構について全くの素人なので、何度も同じことを説明していることもあるのですが、話せば話すほど「トリプルスプリット」の凄さが露わになるので話が尽きません。

クロノグラフという機能もスマホがある時代には特に必要ないのですが、こういう無駄かも知れない機能に対して、世界最高峰のブランドの時計技師達が叡智を絞り「計時」というものの限界を超えて行こうとするから、腕時計は面白いのです。

正直、特殊な職業や複雑機構が好きな方しか「トリプルスプリット」に興味は抱かないでしょうし、腕時計になくても良い機能であるにも関わらず、「誰も作らない作れないクロノグラフを作ろう!」とするランゲ&ゾーネの時計への熱い思いに私は感無量です。

子供が「空飛ぶ車に乗りたい!」と言ってるのと同じくらい「夢」の詰まった時計です。

トリプルスプリットに限らず、他の輸入時計にも時計師たちの熱き挑戦が詰まっているのです。

高級輸入時計の良さは男性だけでなく、女性にも知って欲しいです。

今はまだまだ男性のほうが高級輸入時計に興味がある風潮ですが、ゼニスがレディースラインに力を入れるようになったり、各ブランドもレディースにターゲティングしています。

そもそも昔から腕時計の製造は女性の方がメインでした。

時計技師というと男性のイメージですが、実際に工場で製造しているのは今も昔も女性が多いです。

kevin
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もっともっと男女関係なく、時計の良さが浸透していくといいですね。

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