腕時計を修理するときに知っておくべき2つの専門用語|時計の価値を守るために

時計のメンテナンス
kevin
kevin

kevin(@wgkevi)です。

腕時計を修理に出す時に注意点について書きますね。

奥さん
奥さん

腕時計の修理で気を付けなくてはいけないことがあるの?

プロに任せてればいいんじゃないの?

kevin
kevin

時計の世界では専門用語が多いから修理屋さんの言うがままに修理して後悔するということも多いんだ。

奥さん
奥さん

時計の専門用語はたくさん覚えなくてはいけないの?

覚えられるかな?心配・・・。

kevin
kevin

大丈夫。修理の時に知っておくべき必須用語は2つだけ!

この2つをしっかり理解しておけば失敗は少ないよ。

修理に出す時に知っておくべき専門用語①ポリッシュ

まず、ポリッシュもしくはケース研磨という言葉を覚えましょう。

ポリッシュ(ケース研磨)・・・時計の本体であるケースやブレスを磨いてくれるサービス

一部有料のところもありますが、修理の際に「ライトポリッシング」という簡易磨きを無料でしてくれるところが多いです。

ポリッシュをしてもらうと、日常生活でついてしまう擦り傷や小傷がキレイになってピカピカになって返ってきます。

しかし注意が必要です!

まず、ポリッシュしても爪が引っ掛かるほどの深い傷は残ってしまいますので、傷がいっぱいついているときは気にならなかったのが、そこだけ残りますから気になってしまうことになるかも知れません。逆に思い出に残っている傷が消えてしまうこともあります。

そして何度も磨くと「ケース痩せ」という現象が起こります。

新品のケースはエッジが立っている箇所が場所によりあるんですが、磨きすぎると新品に比べ丸くなっていき最終的には磨けなくなってしまいます。

また、業者のレベルによっては形が歪んでしまうこともあります。

ブレスの磨きに関して言うと、くたびれているブレスだと磨けないと言って断られる場合もあります。

その場合ケース本体だけを磨いてしまうと、時計本体はピカピカなのにブレスは傷が残っているということになるのでアンバランスな仕上がりになります。

・スリ傷程度ならばポリッシュでキレイになる
・ケース痩せに気を付けること

修理に出す時に知っておくべき専門用語②リダン

次にアンティーク時計を修理に出す場合、「リダン」という文字盤の塗り直しがあります。

リダン・・・文字盤を塗り直すこと

リダンは、文字盤が経年劣化を起こし、文字がかすれたり文字盤の塗料がはがれ、汚くなってしまったものを直す手段で、部品が手に入らず、文字盤を変える事が出来ないときに行われます。

例えば、白文字盤を黒文字盤にもできますし、好きなようにカスタムができます。同じ時計でありながら全く雰囲気の違う時計に生まれ変わります。

夜光塗料の塗り直しだけということもできます。

お店によっては、古ぼけた文字盤ではなく、ポップでキレイな色に塗りなおして販売したりしているところもあります。これが結構人気があったりします。

しかし、時計本体の価値として考えた時には物凄く価値が下がりますので、リダンはよーく考えてから行った方がいいと思います。

なぜかというと、ロレックスの赤サブ・赤シードというアンティーク品ではリダンを悪用した偽物が多く出回り、買取業者さんを困らせたということがあります。

見極めるポイントもあるのですが、同じ色同士のリダンは見極めが難しく、塗りなおしてから時間がたっているものなどは素人では判別しにくいです。

そんな事情もあり、アンティークの世界ではリダンはあまりいい印象を持たれないことが多いのです。

ちなみに、ショップでアンティーク品を買うときには、その後の価値にも関わるのでリダンされているのか必ず確認した方が良いです。

リダンしているか分からないというお店では買わないのが賢明です。

アンティークや買取の世界では、研磨して痩せてしまっているケースの物とリダン品は、文字盤だけにとどまらず、色々な部品を使って補修されているなど、オリジナリティを著しく損なっている可能性があります。

でも、今使っている時計を実用メインで売るつもりもなく考えているのであればシッカリ直して、夜光塗料のあるものであれば光るものに塗り直した方がいいと個人的には思います。

・リダンすると文字盤は綺麗になるがアンティークとしての価値が失われることもある

まとめ

腕時計を修理に出す際、お店の方に専門用語で聞かれて良く分からずに承諾してしまうことがあると思います。

「ポリッシュ」と「リダン」という2つの用語をまずは知っておくだけでもどのような修理がされるか理解しやすいと思います。

とくに腕時計を「実用品」としてではなく「資産」として残していきたいという考えであれば、価値を損なわないようにするために信頼できるお店とお付き合してアドバイスを求めることをオススメします。

アンティーク時計が好きな方は、オリジナルの文字盤などに強いこだわりを持っている方が多いので、できればオリジナルを維持できるように大切に時計を使っていきたいですね。