オメガ「スピードマスタープロフェッショナル」月に行った腕時計

オメガ
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kevinです。今回は私の宝物であるオメガのスピードマスター・プロフェッショナルについてレビューします!

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人生の辛い時にも支えてくれた私の大事な時計です!

このスピードマスターは、並行輸入品のものを購入しました。

手巻きのスピードマスタープロフェッショナルです。

Ref.3570.50は根強い人気のあるムーンウォッチです。

現行品の一つ前のものになります。

と言っても、現行品はRef番と付属品の変更があったくらいで、時計そのものの仕様に変更はありません。

基本的にスピードマスタープロフェッショナルは月に行ったときの仕様を大事にしているので、マイナーチェンジくらいしか行われません。

代わりに、スピードマスターは派生モデルが多くあるのが特徴です。

スピードマスタープロフェッショナルのスペック

型番:Ref.3570.50
ムーブメント:Cal.1861
機能:クロノグラフ
風防:プラスチック(ヘサライト風防)
文字盤カラー:ブラック
ケース素材:ステンレス
ベルト素材:ステンレス
防水:日常生活用防水
ケースサイズ:約42mm
本体厚さ:約15mm
重さ:約150g

ちなみに、なぜプラスチック風防かと言うと、

無重力空間において風防が破損して飛び散らないように、衝撃に強いプラスチックを採用しているから!

宇宙で使うことを考えて色々考えられています。

スピードマスタープロフェッショナルが手巻きである理由

スピードマスターは、基本的には「手巻き」がメインになります。

それはNASAの有人宇宙ミッションが始まった時代において、宇宙空間で自動巻き機構がきちんと動作するかは不明でした。

つまり、手巻きである理由は、

無重力空間において、自動巻き機構は不完全な動きをする可能性があると考えられていたので、あらゆる空間において正常に機能させるため!

 

また、スピードマスター・ファーストモデルが発表された時のパンフレットに添えられた言葉があります。

「自動巻きでクロノグラフという時計は、現在のところありません。たとえクロノグラフのための余分のメカニズムを組みこむことができたとしても、あまりに大きく分厚くなって、腕に巻いて使うには実用的とはほど遠いものになってしまいます」

引用元:㈱ワールドフォトプレス刊 20世紀の記憶装置[オメガ・スピードマスター]平成9年3月20日発行

ともあるので、「当時は自動巻きクロノグラフが開発されていなかったから、手巻きだった」という側面もあるのではと考えられます。

ちなみに、セイコーが2008年に宇宙ステーションに滞在したリチャード・ギャリオット氏のために作った「セイコー スプリングドライブ スペースウォーク」が、無重力空間においても自動巻き機構として正確に作動することが証明されています。

1990年代にはフォルティスの自動巻きクロノグラフが宇宙に行っているので、現在においては、宇宙空間においても自動巻き機構でも問題ないと考えられるのではないでしょうか。

均整の取れた非の打ちどころのないデザイン

スピードマスターはとても均整のとれたデザインです。

黒ベゼルに黒文字盤、ホワイトの指針とバーインデックスがカッコイイです!

光が反射しても視認性は確保されています。

そんじょそこらの時計屋さんでは磨けないグラマラスなシェイプに、サテンとポリッシュを巧みに磨き分けたラグの形状はじっくり見ればさすがの出来です!

 

側面から微妙な角度で見ても、文字盤が良く見えます。

視認性が良いことは良い時計の証の一つだと思います。

 

肉厚な風防も魅力的です。

通常の3針の機構にクロノグラフ機構を載せた2階建てのクラシックムーブメントがベースなので厚みも味があって良いです。

 

3連ブレスは一コマ一コマきちんと磨かれています。

コマはポリッシュとサテンの組み合わせです。

スピードマスターのコマのフォルムも好きです。

合金ではなく、ステンレスできちんと加工されているので、ブレスだけでも存在感のある雰囲気です。

 

ステンレスの質感が素晴らしいなと感じられるのは、やはりオメガとNASAの規格があってこそです。

ブレス部分は着け心地にも関わってくので、質感にはこだわりたい部分です。

今までのシリーズ中、最もヘビーデューティなブレスです。

 

「下がり”r”」の頃の板バネバックルも所有していましたが、随分と造りが頑丈になり、コマとコマの間の隙間も無くなってます。

 

バックルがプッシュバックルなので着け外しは本当に楽です。

肉抜きしてありますがしっかりと閉まってガタがないのは加工精度のなせる業です。

使い心地について

今となっては、時計雑誌などで、普通サイズと言われる42mmですが、ロレックスやアンティークのオメガに比べると大きいので、その辺の時計を着けた後だと大きく感じます。

カフスを使うと、シャツによっては袖口がきついです。

ドーム型のヘサライトクリスタル風防は傷がつきやすいですが、コンパウンドでちょっと磨いてあげるとすぐにキレイになります。

文字盤や時間は見やすいですし堅牢なメタルブレスの着脱もプッシュ式なので取り扱いやすいです。

メンテナンスについて

オーバーホールは1度、スウォッチグループのカスタマーサービスに出しています。

並行輸入品でしたが、問題なくオーバーホールを受け付けてもらえました。

偽物だったら、返却されていたと思いますが、無事に修理してもらえました。

良かったです(笑)

5年ほど使ってオーバーホールに出したのですが、内部に少し錆びが出てると言われました。

マメに手入れはしていたのですが、汗が原因かな・・・と思います。

やはり、プッシュボタン部分から水分が侵入してしまうようです。

なので、プッシュボタン周辺に埃が堆積しないように、水に万が一濡れた時にはすぐに拭くことが大事です◎

特に、スピードマスタープロフェッショナルは、前述の通りプラスチック風防なので、防水性には期待しない方が無難です。

代わりに衝撃には強い方です。

そして、オーバーホールが終わって返ってくると、さすが、オメガだけあって綺麗に直って返ってきました!

一応、国際保証書はもっていましたが、もちろん期間は切れていたので、費用は発生しています。

確か、7万円以上かかったと思います。

メンテナンスは長く使うことを考えるとやはり必要です。

見た目の不具合はなくても、少しずつ部品が傷んでいくことがあります。

もっと長く使い続けて手遅れになっていたらと思うと恐ろしいです。

そうなったら、7万円じゃ済まないところでした。

 

あくまでもメーカーの造りが悪いわけではなく、機械式時計を持つ者の宿命です。

精密機械で、しかも3気圧防水だから全然防水じゃないですしね。

維持費なども考慮すると、機械式時計を購入するときは、防水性の高いものを選ぶとか、ブライトリングの自社ムーブメント搭載の国内正規品を新品で購入してファーストオーナーだけの優待を受けるとか、ゼニスの国内正規品を購入したりすると、修理費用が他と比べて安く抑えられると思います。

資産価値について

6~7年くらい前は質屋さんに持って行くと、買取価格は7万円とか10万円と言われてましたが、最近では15万円と言われるようになりました。

しかし、某買い取り専門店で5万くらいと書いてあったのを見て、ショックを受けたこともあります。

最近は販売価格の値上げがあったりして、国内正規品は50万円を超えていますが、買取価格はあまり高くなる傾向ではないのが実情です。

やはり王道のロレックスに比べて査定は落ちます。

ロングセラーで並行輸入品も多く、数が多く出回ってるのでしょうがないかなと思います。

スピードマスターで高値が付くものと言ったら、ファーストやセカンドなどの希少性の高いものになってきます。

新品で買ったときほどの価値を求めることは出来ない時計ですが、中古で買った場合には、買ったときの価格に近い値段でヤフオクなどで売れる可能性はあります。

私がスピードマスターを選んだ理由

言わずと知れた唯一月に行ったことのある時計であり、当時の意匠をそのままに引き継いでいるので、ロマンを語ったらその壮大なスケールに関して右に出る者はいないですし、月に思いを馳せる事も出来ます。

山や海を制覇しているロレックスでさえ、宇宙には行ったことはないのです。

オメガからどんなに高額な時計が出てきても、ジャンルが「ムーンウォッチ」じゃなければ、気になることもないです。

オメガの中でも、それだけスピードマスターは格別な存在なのです。

また、基本的に馬鹿にされることのない時計だと思います。

時計が好きな人に会った時にまず分かってもらえるメジャー感もあります。

腕時計上級者の方や一級品を持つ方も一度は持ってた、もしくは検討したという方が多く、非常に好印象を持ってもらえます。

良く見ると高級感のあるフォルムや素材の鏡面とサテンの使い分けなど秀逸な造りで、腕時計に興味がない人でもいい時計だと思ってもらえます。

月に行った初めての一歩にかけて、新婚の二人の門出に相応しいとされる「元祖結納返し時計」としても使えます!

あと、取引先の方と同じ時計をしていると仲良くなれます。

個人的に何本か所有している時計の中でも一番最初に自分が興味を持った時計であることから思い入れが強く、プライスレスな部分があり手放せない時計です。

まとめ

資産価値という面ではあまり期待できませんが、ムーンウォッチというロマンが秘められていること、周囲からも好意的に受け入れてもらいやすい時計が、オメガのスピードマスタープロフェッショナルなのかなと思います。

そして、飾りだけのクロノグラフではなく、無重力空間においてもきちんと機能するクロノグラフがスピードマスターなのです!

機械式時計に興味がある方でクロノグラフ付きのものが欲しい方にはぜひ候補に入れて欲しい時計です。

きっと良い相棒になります。

個人的には所有して良い相棒になっています。

価格以上のものがある時計です。