タグ・ホイヤーについて。有名スポーツ選手がアンバサダーを務めるスポーツウォッチの代表格。

タグ・ホイヤー

kevinです。

少し前の話題ですが、ドルトムントの香川真司選手が「タグ・ホイヤー」のアンバサダーになりました。

テニスプレイヤーの錦織圭選手も2012年からアンバサダーで、錦織選手が現在も試合で使用している角型のプロフェッショナルモデルや「アクアレーサー」とのコラボレーションウォッチである「Air-K」シリーズは3種類目が出ており非常に人気のシリーズになっています。

「タグ・ホイヤー」というブランドは日本ではアイルトンセナがF1で活躍していた頃に独特のS字型にデザインされたメタルブレスを持つ「スポーツ&エレガンス」というシリーズが爆発的に売れて人気に火がつき一気に知名度を深め浸透したブランドなので、40代・50代ではセナモデルを筆頭にその頃のモデルを所有している方も多いです。

そういった事から、スポーティなイメージとまだ若いブランドの両方のイメージが強いのですが、意外と歴史が古い腕時計ブランドで、海外の高級ブランドとしては、オメガやロレックスと並び称されるほど認知度のあるブランドです。

また、近年は「アヴァンギャルド」をスローガンにタグホイヤー悲願の自社キャリバーである「1887」をベースに「タグホイヤー01」やスマートウォッチである「コネクテッド」を発売する等、商品開発と改良に力を入れており、また、スポーツ競技でのスポンサーを務めたり、有名人をアンバサダーに起用することで、知名度は更に上がっています。

ウブロからジャン・クロード・ビバー氏をCEOとして迎えてからは、時計のデザイン性・質ともにウブロや同じくCEOを務めるゼニスの技術も入って来ているようで、毎年のように商品が良くなっていっていている印象です。

また、価格もビバー氏がCEOになって以来思い切って価格を下げ、中低価格にしっかりと照準を合わせ、戦略的に販売数を伸ばしています。

のべつまくなしに全シリーズを一律値上げをしていく高級化路線を行く他のブランドと差別化が図られ、業界内での存在感が増しています。

 

タグ・ホイヤーというブランドについて

タグ・ホイヤーは元々は、ホイヤー社という時計ブランドからスタートしています。

1860年にエドワード・ホイヤーがスイスに時計工房を設立しました。リューズ巻懐中時計や振動ピニオンを発明し、特許を取得するなど、技術革新を進めて成長していきます。

そのホイヤー社が世界的に認知されるようになったキッカケはストップウォッチの開発にあります。100分の1秒まで計測可能なストップウォッチ「マイクログラフ」を発明します。

この「マイクログラフ」は1920年のアントワープオリンピックの公式時計に選ばれて、ホイヤー社はスポーツ競技の中で浸透していきます。

その後も、ダッシュボードクロノグラフの開発など、特にモータースポーツとの関わりを深くもつことで、その名を広めていきます。

なので、今も、モータースポーツを始めとした、スポーツ競技のサポートを頻繁に行っています。最近では、サッカープレミア・リーグのマンチェスター・ユナイテッドとパートナシップを結んだりもしています。

とにかく、スポーツ選手を中心としたアンバサダーが豪華です。クリスティアーノ・ロナウド選手もアンバサダーです。

かつては、アイルトン・セナも長年アンバサダーを務めていました。

話が少し逸れてしまったのですが、ホイヤー社は1982年にピアジェの傘下に入ります。これをもって、4代続いたホイヤー家の家族経営は途絶えます。

その後、ピアジェの傘下を離れ、テクニーク・ダバンギャルド(Techniques d’Avant Garde)、つまり、TAGグループによって買収され子会社化されます。

ちなみに、TAGグループは、サウジアラビア人の実業家が設立したルクセンブルクの投資会社です。

そして、「タグ・ホイヤー」が誕生するのです。

ですが、またもや売却され、1999年にLVMHグループに入ります。

そして、今日に至ります。

有名なCEOとしては、今はブルガリCEOのジャン・クリストフ・ババン氏がいました。

今は、ウブロを一躍トップブランドに押し上げた立役者ジャン・クロード・ビバー氏がCEOです。

そのタグ・ホイヤーは、部品製造工場を買収し、100%自社工場のスイスですべての製造を行い、品質の向上に努めています。

また、スイスの時計業界の中ではいち早く、スマートウォッチの開発に取り組み、「コネクテッド ウォッチ」を発表しているところは、社名通りアバンギャルドだなと思います。

TAGHeuerというロゴの下には、「SWISS AVANT-GARDE SINCE 1860」と書かれています。

代表的なモデル

カレラ

カレラは元々は1963年に発表されたモデルですが、1996年に復活しモータースポーツシーンにオマージュを捧げるモデルもある、まさに、タグホイヤーらしいシリーズになります。

また、2010年にはスポーティなクロノグラフやセイコーから図面を購入し作り上げた自社製の「1887」というキャリバーを搭載したカレラ1887クロノグラフを発表し、ブレスレットの剛性の強化やバックルの巧妙な作り、初代のモデルに回帰したような端正な文字盤を持ちドレスラインのような「作りの良さ」を追及した、名実ともにタグホイヤーのフラッグシップラインとなります。

また、昨年より正式名称:タグホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01(ゼロワン)が市場に投入されました。

今最もタグホイヤーが力を入れている旬のモデルであり、昨年から雑誌などでも多数取り上げられ、タグホイヤーの宣伝広告も全てと言っていいほどゼロワンを使用して強く打ち出しています。

登場した時はラインナップも1つだけだったのでカレラに新しくスケルトン文字盤のモデルが出ただけのようなイメージでしたが、今年のバーゼルワールドで新作のラインナップが追加された事により全く新しいシリーズにまで昇格したという実感が出ました。

恐らくグランドカレラが販売低迷していたことから、ここ近年の間に廃番も進め生産数を絞って来ていたので、タグホイヤー01はこれからグランドカレラに代わり、カレラというシリーズを飛び越え、新しいタグホイヤーのアイコンとして位置付けられていくと考えられます。

「キャリバー1887」を改良し、今まで主流であったケースとガラス、裏蓋の3ピース構造から、デザインの自由度を高くするために、ケース、上下のラグ4か所、ガラス、裏蓋の計7体を別々にした構造で作成されるので、立体感があり非常にエッジの効いたデザインをしています。また、文字盤をスケルトン加工し見るモノの目を惹く今らしいデザインのインパクトがある時計です。

昨年は文字盤やバンドもラバーバンドのみの1種類のみの展開でしたが、今年の初夏からSSブレスを日本市場に投入し、今年は100万円以下のゴールドやチタンモデル、また、フライングトゥールビヨン搭載で200万円を下回るプライスの物が秋には発売予定でゼロワンから続々と新作ラッシュになりそうです。

この価格破壊が今年のバーゼルワールドにおいて話題騒然となったのは記憶に新しいです。

ゼネラルディレクターである、ギイ・セモン氏はこのデザインを2015年1月に思い付き、3月に発表したと語っており、まだまだスケルトンは高いというイメージが強い時に50万円台で購入できるというプライスも非常に大きな魅力を感じます。

モナコ

世界で初めてとなる自動巻き角型クロノグラフ防水ウォッチがモナコです。

スティーブ・マックイーン主演の「栄光のル・マン」で主人公の腕に輝いていたことからスティーブマックイーン好きから絶大な人気を博し、昨年オマージュモデルである左リューズのモデルが販売され話題になりました。

上記のモデルは右リューズです。

また、モナコV4というベルト駆動を用いたハイエンドウォッチやゼニスのエルプリメロを「キャリバー36」として搭載し、建物の3階からの落下に等しい程の衝撃からもムーブメントを守るダンパーを持つ画期的な製品である「モナコ24」などもあります。

フォーミュラ1

数年前までF1と呼ばれていたシリーズですが、F1の公式スポンサーを離れて以降、名前を変えフォーミュラ1と言う名前に改名しました。

クォーツのモデルが数種類あり、タグホイヤーのなかでも10万円代から購入できるという最も購入しやすい価格帯のモデルが多いシリーズであり、メカニカルのクロノグラフもあります。

女性用の人気モデルもここにあり、真ん中のコマやベゼルに黒や白のセラミックを使用したモデルが人気があります。

アクアレーサー

シリーズ唯一のダイバーモデルであり、今まではステンレルのベゼルの無骨なモデルばかりでしたが、今年発表の新作で、セラミックベゼルにキャリバー16搭載モデルも投入され話題になりました。

秒針にオレンジ色や黄色など目を引く差し色を持ち、300mダイバーズでありながら、スーツスタイルにも合わせやすいスタイルになり、日付表示にも今までにはなかった拡大レンズが取り付けられ、日付の視認性が大幅に上がりました。全体的に質感を大幅に改善された印象になります。

アンバサダーが使用しているモデル

タグ・ホイヤーはスポーツ選手との関わりが深いブランドですので、多くの有名スポーツ選手をアンバサダーに起用しています。

各アンバサダーの限定モデルがあったりして、有名なのだとアイルトン・セナのモデルもあったりします。

ここでは、日本人アンバサダーが使用しているモデルについて紹介します。

香川真司選手はカレラ キャリバー ホイヤー 01 クロノグラフを贈呈された

ドルトムントに復帰して活躍している香川真司選手ですが、6月にタグ・ホイヤーのアンバサダーに任命されました。

そのときに、「カレラ キャリバー ホイヤー 01 クロノグラフ」を贈呈されてました。

恐らく、これから彼の限定モデルなども発表されていくようです。

「カレラ キャリバー ホイヤー 01 クロノグラフ」については、上記のカレラの部分で詳しく書いていますので、そちらを参照ください。

タグ・ホイヤーが出しているモデルの中でも、特に力を入れているモデルを香川選手は贈呈されているので、彼に対するタグ・ホイヤーの期待は大きいと言えるのではないでしょうか。

錦織圭選手モデルのアクアレーサー キャリバー5 Air-K3 日本限定モデル

アクアレーサー キャリバー5 Air-K3は、錦織圭選手とのコラボレーションウォッチ第3弾です。

日本限定400本。

発売してすぐに完売していますので、Air-Kシリーズの人気の高さが窺えますす。300防水のダイバーズウォッチです。

 1時位置には、テニスの芝生を思わせるカラーと世界一への希望や野心を込めてインデックスをグリーンに。そしてテニスの得点方式にちなんでダイヤルの分表示部分15、30、40分位置にはレッドのドットが配されました。 

引用元:タグ・ホイヤー公式サイト

さらに、錦織選手の冷静な判断力を表現して、秒針はブルーです。このように、テニスにまつわるデザインが随所に施され、ファン必見の1品に仕上がっています。

そして、このモデルの文字盤は、隕石を使用した「メテオール・グレー」で、サンレイ仕上げにもなっているので、高級感も演出してくれます。

また、逆回転ベゼル・夜光インデックス指針・ねじ込み式リュウズ・2重安全止め金具という機能も備えていますので、かなりのプロ仕様です。

タグ・ホイヤーの良い点

2年間の保証にエドワードクラブに加入すれば、さらに2年間保証期間が伸びます。修理代金の値引きもあります。遠方で取りに行けない場合は宅配便でのピックアップサービスもあります。

文字盤にギョーシェが入っていたり、カレラのバックルの作りも非常によくなっており、使いやすく、高級感の演出も同じような価格帯よりも上手だと思います。

品質的にはオメガと同等でありながら、価格は2/3ぐらいの価格で購入できるところはとても魅力的です。

タグ・ホイヤーの気になる点

品質・価格ともに素晴らしいブランドですが、気になる点を強いて挙げるなら、「若い人が着けている」イメージが強いところです。

恐らくブランドの戦略としてもターゲットにしている世代が20~30代だと思われるので、戦略通りで良いのだと思うのですが、もし、腕時計に「風格」を求めるのであれば、タグ・ホイヤーは選びにくい印象があります(あくまで私個人のイメージです)。

なので、40代以上、もしくは、一生付き合っていく時計として、タグ・ホイヤーを選択されるのであれば、「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」もしくは「モナコ キャリバー11 クロノグラフ」がオススメです。

雅楽師の東儀秀樹さんがモナコを着けてらっしゃるのをテレビなどでよく見ます。

一度、とあるイベントで東儀秀樹さんのトークショーに行きましたが、その時も「モナコ キャリバー12 クロノグラフ」(おそらく年代的に右リューズだと思うのですが・・・)を着けていました。

ブルーの文字盤がとてもキレイで、スクエア型のケースも印象的でした。

東儀秀樹さんのファッションはノーネクタイにスーツでしたが、とても品良くまとまっていました。東儀秀樹さんの清潔感溢れる大人のイメージと「モナコ」のイメージが合っていました。

なので、品や格を時計に求める方は、ぜひ「モナコ」を候補に入れてみることをオススメします。

まとめ

20~50万円代の価格帯のブランドの中では、存在感がありますし、タグ・ホイヤーの母体であるホイヤー社は1860年創業という歴史あるブランドです。

スポーツの世界で有名になったので、どうしても、若い人向けのイメージが強いブランドではありますが、LVMHの傘下に入り、さらにジャン・クロード・ビバー氏がCEOになってからは、デザインも洗練されてきたし、仕上げもキレイになったという印象があります。

LVMHもジャン・クロード・ビバー氏をCEOにしたということは、タグ・ホイヤーにグループとして力を入れて行くという証でもあると思いますので、これからのタグ・ホイヤーはますます目が離せません!

現に、スケルトン使用の「カレラ キャリバー ホイヤー 01 クロノグラフ」が登場するなど、今までのタグ・ホイヤーとは一味違った時計を味わえそうです。

※掲載の画像は並行輸入品か中古品です。