フランクミュラーという腕時計の本当の良さについて。フランク三浦裁判から考えてみた。

フランク・ミュラー

こんにちわ。kevinです。

ひと月ほど前ですが、パロディー時計「フランク三浦」の販売会社と

「フランク ミュラー」の販売会社の間で起こった訴訟で、フ

ランク三浦側の勝訴というニュースがありました。

 

この事件を知るまで、私は「フランク三浦」というパロディ時計を知りませんでした(笑)

そして、まさかの「フランク ミュラー」の敗訴!

事の始まりは、「フランク三浦」の販売会社㈱ディンクスが

パロディー商品名「フランク三浦」を商標登録したことに始まります。

 

それに対して、「フランク ミュラー」側が、「フランク三浦」の無効審判請求をし、

特許庁が商標法4条1項10号、同項11号、同項15号及び同項19号に該当する商標であるとして

無効審決していました。

さらに、この無効審決に対して、㈱ディンクスが、特許庁の判断を取り消すよう求め、

訴訟を起こしたのが今回の事案です。

その結果、知的財産高等裁判所は、無効審決を取り消す判断をしました。

判決文の一部を引用すると、以下のように書かれていました。

 

称呼において類似するが,その外観において明確に区別し得るものであり,さらに,本件商標からは,「フランク三浦」との名ないしは名称を用いる日本人ないしは日本と関係を有する人物との観念が生じるのに対し,引用商標1からは,外国の高級ブランドである被告商品の観念が生じるから,両者は観念において大きく相違する。
引用元:知的高等裁判所「知財高裁判例集」

 

口に出したときは、似ているけど、字に書いたら似てないよ、ということらしいです。

だから、「フランク三浦」という商標は

「フランク ミュラー」

「フランク・ミュラー」

「FRANCK MULLER」

という商標と類似しないということだそうです。

ちなみに、この判決に対して、「フランク ミュラー」側は、最高裁に上告するそうですね。

負けてしまった「フランク ミュラー」側の気持ちも分かりますが、難しい事案ですよね・・・。

そもそも「フランク ミュラー」のカラードリームのデザインは、色んなところで模倣されています。

私の奥さんも「フランク ミュラー」を知らずに、

カラードリームをそのまま模倣したようなファッションウォッチを持ってました(^_^;)

本人は、カラフルで可愛い時計だと思って使っていたそうです。

私に言われるまで、フランク・ミュラー自体知らなかったようですし。

ちなみに、1万円くらいで買ったみたいですね。

というように、時計をよく知らないと、「フランク ミュラー」って派手なデザインだけでしょ?

と思われてしまいがちなのかな?と、

今回の訴訟を受けて感じたので、

「フランク ミュラー」の本当の良さについて迫っていきたいなと思いました。

フランク ミュラーというブランドとは?

天才時計師フランク ミュラー氏によって

1992年にスイスのラ・ショー・ド・フォンに設立されたブランドです。

 

当初は、自宅兼元パン屋の工房でわずか6人のメンバーでスタートしたそうです。

しかも、全受注生産方式でした。

小さな工房としてスタートしたのですが、創業者のフランク ミュラー氏は

アンティーク時計の研究も非常に熱心で人一倍努力や勉強を積み重ねる人でもあります。

 

時計のすべてはフランクミュラー氏の作品と呼んでもいいほど独自のデザイン性を持っており、

アイデアマンである彼の作品には、

3つの時間が分かる「マスターバンカー」、

一つの時間の次の時間が順番ではなく針がくるっと回って見た目も楽しい「クレイジーアワーズ」、

針を回してバカラが楽しめる「ベガス」

複雑機構をこれでもかと詰め込んだ「エテルニタスメガ4」など

沢山のコレクションがあります。

ミニッツリピーターやレトログラードなど多種多様に選べるのも魅力ですし、

ブランドを象徴する数字である「ビザン数字」や、

その数字をカラフルに彩る「カラードリーム」「カモフラージュ」も華やかな文字盤になります。

 

フランクミュラー氏が凄いのは、

一つずつでも繊細な作業を要する機構・デザインを組み合わせる事や、

更に複雑な新作もやってのける事にあります。

 

例えばトゥールビヨンにクレイジーアワーズを付けてしまったりしますし、

トゥールビヨン新三部作として、

 

「ギガトゥールビヨン」

「サンダーボルト」

「グラビティ」

を発表したりと、想像力に衰えを感じさせません。

このように自分の世界観をしっかりと確立しているブランドなのです。

まさに現在のキャピノチェ最後の後継者と呼ばれているだけのことはあります。

そして、一人の時計師が立ち上げたブランドが、

現在はW.P.H.H.というグループを形成し、

新作発表会も独自に行っている稀有なブランドなのです。

 

ブランドの成り立ちの中で、実は日本が非常に重要な役割をしていまして、

販路として日本では笄兄弟社(こうがいきょうだいしゃ)と言う

アンティークの時計を輸入販売していた会社が、

当時、青山骨董通りに「フランク ミュラー」という看板を出していました。

確か、1992年だったと思いますが、

「フランク ミュラー」だけを取り扱って小さく始めたのが元々です。

 

笄兄弟社のスタッフさんはすごく商品の説明も熱心で、感じのいいスタッフさん達でした


そして、あっという間に、「フランク ミュラー」はメジャーブランドとしての階段を登っていきました。

「フランク ミュラー」が今日ほど大きく成長できたのは、

日本の笄兄弟社が取り扱いを始め、日本で人気が出たおかげと言っても良い部分があります。

なので、フランクミュラー氏は日本市場をとても大事に考えているそうです。

「フランク ミュラー」以外にも、独立時計師の方たちのブランドはたくさんありますが、

年月とともに人気は下火傾向になるか、大手資本に吸収されてしまうところがほとんどです。

 

ここまで、設立から20年経ても、

独立性を保って経営している独立時計師のブランドは他には類を見ないです。

現在、W.P.H.H.グループには、

「フランク ミュラー」

「マーティン・ブラウン」

「クストス」

「ピエール・クンツ」

「ロドルフ」

「バックス&ストラウス」

「バルトレー」

「ゴレイ」

「E.C.W」

 

という個性的なブランドが参加しています。

他にも、時計学校や工房「ウォッチランド」も運営しています。

最近では、テーブルウェアを始めとした住空間をコーディネートするプロジェクトや

結婚式のプロデュースなども始めています。

 

今や、腕時計を主体として、人々の生活そのものを彩る事業にまで

発展させているブランドといえるのではないでしょうか。

 

 

フランク ミュラー氏は天才時計師!

創業者のフランク ミュラー氏は〝ブレゲの再来″と言われるほどの天才時計師です。

卒業に3年はかかる時計学校を1年で、しかも首席で卒業するほどの実力の持ち主でした

(ちなみに、アントワーヌ・プレジウソ氏も一緒に首席で卒業しています)。

 

卒業制作はロレックスが部品提供していたのですが、

あまりの出来栄えの良さに感動したロレックスが、

特別にロレックスの王冠マークをフランク ミュラー氏が作った時計に入れてくれたのです。

ここまででも凄いのですが、卒業してからも彼の天才伝説は止まりません。

 

独立時計師アカデミー所属のスヴェン・アンデルセン氏のもとで、

パテック・フィリップ、ブレゲなどの希少なアンティーク時計の修理を行い、

その名声を確かなものにします。

 

当時、パテックやブレゲが自社の時計師以外で、公認しているのはフランク ミュラー氏だけでした。

老舗ブランドからも、彼の腕前は見込まれていたという事です。

 

1986年には、フリーオシレーション(自動振動)トゥールビヨンを発表します。

一人の時計師がトゥールビヨン腕時計を作りあげ、

クォ―ツショック後で停滞していたスイスの時計産業界に衝撃を与えました。

しかも、まったく新しい機構ジャンピングアワー機能付きでした。

特許も取得します。

 

この後も、フランク ミュラー氏は数多くの特許を取得し続けています。

そして、1987年にはトゥールビヨンにミニッツリピーターも備えた腕時計を発表します。

1989年には、トゥールビヨン・ミニッツリピーター・永久カレンダーをすべて備えた超複雑時計を作り上げます!

 

そもそもトゥールビヨンは大手の腕時計ブランドも開発のコストと技術力を考えて、

手を出さない技術でした。

 

それを一人の時計師が新技術を開発して作ってしまったのですから、

時計業界は驚きに包まれました。

 

このように、超絶技巧の持ち主として、

フランク ミュラー氏は独立時計師としての地位を確固たるものにしていったのです。

 

そして、1992年にケースメーカーだったヴァルタン・シルマケス氏とともに、

「フランク ミュラー」を設立します。

この年に発表した「トノウ カーベックス」と呼ばれる

フランク ミュラーの代名詞とも言えるトノー型ケースが人気を博します。

 

この「トノウ カーベックス」はケースメーカーとしてのヴァルタン・シルマケス氏の貢献なくしては

存在しなかったかも知れません。

 

超絶技巧派として名を馳せていたフランク ミュラー氏ですが、

このように、デザインの面でも突出していきます。

 

個人で作っているときは、クラシックなデザインを踏襲したものでしたが、

ブランドを興してからは、ビザン数字をインデックスに使用する等、

デザイン面でも人々を魅了し続けています。

 

「トノウ カーベックス」があったからこそ、

古典的なデザインでメカニック重視だったフランク ミュラー氏の時計が、

「フランク ミュラー」らしさを発揮していったのではないでしょうか。

 

 

フランク ミュラーの代表的なコレクション

コレクション

トノウ カーベックス

「トノウ カーベックス」は、一躍「フランク ミュラー」の名を世界に轟かせた時計ケースです。

その独自の立体的なフォルムは手首に綺麗にフィットします。

そして、「トノウ カーベックス」シリーズは、様々なラインナップがあります。

上に紹介しているのは、多くのファッションウォッチに模倣されているカラードリームです。

恐らく、このようなデザインの時計を街中で見た事ある人は多いのではないでしょうか。

それほど、このデザインは人気を博しました。

そして、日本において「フランク ミュラー」と言えば、

カラードリームと言っても過言ではないくらいの代表的なデザインです。

このコレクションを初めて見た時、正直、驚きました。

ビザン数字がカラフルに彩られていて、新しかったです!

他の時計ブランドにはないです。

派手なのですが、ケースの質感・ビザン数字のバランス・針のデザインもこだわっているので、きちんとまとまっている時計でした。

 

 

ロングアイランド

 

 

ラウンド

フランク ミュラー氏がまだブランド「フランク ミュラー」を設立する前に、

独立時計師として発表した数々の複雑機構の時計は、このラウンドケースで発表されています。

ブレゲやパテックの修理をしてきたフランク ミュラー氏は古典的なスタイルにも造詣が深いのです。

斬新なデザインが有名ですが、ラウンドこそ、「フランク ミュラー」の原点なのです。

どうしてもトノウ カーベックスやビザン数字のほうが目を引きますが、

伝統的なデザインもきちんと再現できるというのは、

フランク ミュラー氏の技術力の高さとセンスの良さがあってこそだと思います。

個人的には、格式あるラウンドケースが、「ブレゲの再来」と謳われるフランク ミュラー氏らしいような気がして、一番好きなコレクションです。

 

 

その他

他にもたくさんのコレクションがあります。

トノウ カーベックスをベースにしたケースの種類がたくさんあり、

各ケースごとにカラードリーム、クロノグラフ、レリーフ、ムーンフェイズなどのコレクションがラインナップされています。

 

 

プレイフル コレクション

マスターバンカー

「フランク ミュラー」を代表するモデルです。

3箇所の異なるタイムゾーンを一つのでムーブメントで時針と分針を表示させています。

しかも、リュウズ1つで操作が可能となっています。

とても画期的なシステムです。

この世界初の機構は特許取得済みです。

ビジネスマンに根強い人気を誇るコレクションです。

 

 

ヴェガス

その名の通り、ラスベガスから着想を得たコレクションです。

 

本当にルーレットが回るんです!

 

プッシュボタンを押すと、針が回り続け、離すと止まる仕組みです。

これも世界初の機構で特許取得済みです。

 

 

その他

他にも、インデックスを変則的に配置した「クレイジーアワーズ」

 

秒針だけが常に回っていて、9時位置のプッシュボタンを押すと、現在の時刻が分かる「シークレット アワーズ」などがあります。

パッと見て時刻が分からない仕組みになっています。

 

面白いですよね。

 

時の魔術師とも言われたりするフランク ミュラー氏らしい着想の時計たちです。

時計は正確なほど優れていると考えられるものだと思いますが、

あえて分かりにくくするチャレンジ精神というか遊び心はスゴイなと思います。

 

風変わりな時計ばかり作っていると勘違いされそうですから(笑)

 

誰も作らない、そういう時計を作る発想力や技術力、チャレンジ精神は素晴らしいと思います。

遊び心溢れる時計を産み出せる根底には、技術力の高さ・職人魂があってこそだと思いますし、

見る人や使う人の感性を豊かにしてくれているのではないでしょうか。

 

 

自社ムーブじゃないのに、高すぎるという批判について

「フランク ミュラー」の製品には、常に、「自社ムーブじゃないのに、高すぎる!」と批判がつきまといます。

 

好き嫌いが分かれるというか、パッと見てデザインを気に入って大好きになる人と、

「派手だし、ETAなのに高い」と敬遠する人に分かれやすいブランドのような気がします。

 

確かに、ETAですし、見た目も派手なデザインが「フランク ミュラー」です。

ですが、「フランク ミュラー」はやはりスゴイ時計なのです!

まず、ムーブメントに関してですが、自社ムーブを開発しているブランドはまだ少なく、

「ETA2010年問題」が勃発してから、

各社本腰を入れて、自社ムーブの開発・研究を始めます。

 

そもそもスイスの時計産業は分業制だったので、ムーブメントを開発する必要性はなかったですし、

各社ムーブメントを自前で開発していたら、ETAのようなムーブメント供給会社はなくなっていたでしょう。

 

歴史的な面からみると、それほど自社ムーブの開発は時計を販売するにあたって重要ではなかったのです。

 

ですが、「ETA2010年問題」が起きたこと、各メーカーのブランディング戦略の一環で、

ムーブメントをアピールするようになったことから、自社ムーブが重要になったと考えられます(私の推論ですが)。

 

それに、「自社ムーブを開発している」か、と「マニュファクチュールの定義」についての話は、

重なる部分が多いと思うのですが、時計の仕組み自体が複雑であること、

スイスの時計産業の構造自体も複雑であることを考慮すると、

厳密な意味で、純粋に「自社ムーブ」である、「マニュファクチュール」である、と言えるブランドは少ないのです。

 

時計の仕組みを理解し、各部品がどこでどのように作られているかを知らないと、

本当に100%純粋な自社ムーブかは判定しにくいと思います。

 

しかも、スイスには、ETAなどからベースとなるムーブメントを仕入れ、

チューニングして販売しているラ・ジュー・ペレ(現在はシチズンのグループ)のような会社もありますし、

そもそも、ETAのムーブメントの設計は素晴らしいので、

それを模倣して自社ムーブメントを開発しているブランドもあるのですから、

ETAと全く関わりのない独自のムーブメントを探す方が難しいのではないでしょうか。

 

ETAのムーブメントは素晴らしいですし、

自前で開発しても優れたムーブメントであるかは別問題だと考えるならば、

ETAを徹底的に改造して独自のムーブメントに仕上げている「フランク ミュラー」のムーブメントはスゴイと思います。

 

ヴェガスやマスターバンカーなどに代表されるプレイフル コレクションは、

ETAのムーブメントにない機構を加えていますので、別物という次元です。

ETAのムーブメントをそのまま載せている、少し装飾を施した程度であれば、

確かに「高すぎる」と思うのですが、

そこから、新しい機構を加えてしまうあたりが、

さすが「フランク ミュラー」なのです。

しかも、基本的に、ステンレスは使わず、貴金属のみで作るので、値段も高くなるのです。

 

他のブランドも金無垢やプラチナになると値段が跳ね上がるのと同じです

(最近はカサブランカというステンレスモデルも発表していますが)。

そもそも、フランク ミュラー氏がトゥールビヨンを腕時計に搭載したり、

複雑時計をたくさん作りだしたからこそ、クォ―ツショックで傾きかけていたスイスの時計産業も、

もう一度複雑時計に目を向けて行ったとも言われています。

 

フランク ミュラー氏の功績は偉大なのです。

逆に言えば、それほどの人物だからこそ、自社ムーブで少量生産してくれたらいいのに、

とユーザー側は思ってしまうのかも知れません。

ですが、最近、また、「フランク ミュラー」も自社ムーブを開発し、量産し始めています。

こちらは、手巻きの自社キャリバーFM1700搭載モデルです。

 

7日間のロングパワーリザーブで、10時位置に小窓があり、パワーリザーブ表示になっています。

トノウ カーベックスですが、シンプルでクラシックなデザインです。

他にも、初の自社製自動巻きクロノグラフ「フリーダム」を発表しています。

キャリバーFM3210を搭載しています。

これらの発表により、種類は少ないですが、自社ムーブを開発する力を持っているという事を示すことができたのではないでしょうか。

数年前に、お家騒動的なものもあり、フランク ミュラー氏自身が時計の開発に関われなかった時期があります。

現在は、そのような危機を乗り越え、フランク ミュラー氏も経営者ではなく、

時計師として携われる時間も増えたと聞きますし、

2015年には、初期に作られた世界初のダブル・フェイス・クロノグラフを復刻しています。

創業当時のように、画期的で人々を驚かせる時計を発表してくれたら、と期待しています。

 

そして、ムーブメント以外にも、装飾やデザインもやはり素晴らしいのです。

ビザン数字も職人さんが縁取りして色を盛り上げながら入れて、

キレイに乾燥させて完成させているものですし、プリントではないのです。

だから、実物を見ると、とてもキレイです。

 

何より、カーベックス形状の裏蓋が素晴らしいのです。

直線のないケースというデザインですが、素晴らしい仕上がりです。

お店で試着させてもらったことがあるのですが、すごいフィット感です。

 

腕にはめてみて、「フランク ミュラー」の本当の良さが分かったような気がします。

いつか1本ぐらいは持ってみたいです(^^)遠い夢ですが(笑)

 

それに、一目見て、「フランク ミュラー」の時計でしょ?

と思わせるクリエイティブなデザインを産み出すことは並大抵でないと思います。

何かを模倣したデザインではなく、「フランク ミュラー」という個性そのもので、

フランク ミュラー氏が考え、苦労して作り上げたものだから価値があるのです。

 

 

まとめ

長くなってしまいましたが、最初の「フランク三浦訴訟」に関しては、

「フランク三浦」は見た目だけの模倣品で、質は全く違うので、

裁判官の方の「フランク三浦」と「フランク ミュラー」が混同されることはないという判定は妥当なような気がします。

 

争点は、商標が似ているか似ていないかというところなので、

「フランク ミュラー」の真の価値については関係ないのでしょうが、

見た目を似せたところで本物とは全く違うと裁判官は言っているのかな?と個人的には感じました。

 

「フランク ミュラー」のデザインは、ケースの形・ビザン数字など模倣しやすいようでいて、

そこには職人さんの高い技術力がなくては再現できないのです。

バブルの名残がある90年代に、ブームになってしまったブランドですので、

落ち着いたときに以前よりも低く評価されてしまうのかも知れません。

しかし、複雑機構を搭載した腕時計を発表し、

クォ―ツショック後のスイス時計産業に大きな驚きをもたらし、

斬新なデザインを発表することで、

停滞気味だった時計産業が刺激を受けたのは間違いないでしょう。

まだ20年ほどのブランドですし、

100年以上続くブランドと比べると、物足りない部分もあるのかも知れませんが、

「フランク ミュラー」の時計にはフランク ミュラー氏の哲学が詰まっています。

 

見た目の派手さに隠れがちですが、

どういう思いでフランク ミュラー氏が作ったかを知ることにより、

本当の「フランク ミュラー」の良さが分かるのかも知れません。

 

 

追記:フランク ミュラーを購入するときの注意点

画像は著作権の問題もありますので、アフィリエイトプログラムを利用して掲載しさせて頂いています。なので、並行輸入品になります。あらかじめご了承ください。

フランク ミュラーを購入するときに注意しなくてはいけないのが、フランク ミュラーのカスタマーセンターでは、正規品のみ修理・メンテナンスを受け付けているということです。

これは、日本輸入総代理店のワールド通商㈱のホームページにもはっきりと記載されています


なので、フランク ミュラーでオーバーホールを受けたい方は、正規品を購入されるか、正規にこだわらないという方も購入先や街中の時計屋さんで修理できるか調べてから、検討されることをオススメします◎