kevinです。
今回は、国内ブランドの素敵な革製のビジネスバッグのブランドを紹介していきたいと思います。
大峽製鞄 おおばせいほう
創業:1935年
予算:約7万円~
日本のランドセルメーカーとしてスタートした大峽製鞄は、テレビ東京の「俺のダンディズム」など、テレビでもよく取り上げられる老舗中の老舗の鞄メーカーです!
皇室御用達のメーカーで、最近では海外からも賞賛されるほどの製品の品質の高さを誇っています。
日本メーカーで職人さんによる手作りの鞄が欲しいと思ったときに、真っ先に候補に挙がるメーカーではないでしょうか?
雑誌などでは、デキるビジネスマンの必須アイテムとして、「大峽製鞄」の名前が取り上げられます。
人気が高いブリーフケースは、商品番号【998-M】シリーズでしょう。
素材は、サンタクローチェ革で質感が良いだけでなく、実用性にも優れた設計の鞄です。ランドセル作りで培われた確かな技術が、ビジネスバッグ作りにも活かされ、最高級のものが産み出されているのです。
私も本当に憧れていて、喉から手が出るほど欲しい大峽製鞄さんの鞄です。
店頭で、試着というか、試しに触らせてもらったことがありますが、革なのに軽く、手に持った姿を鏡で見た時のフィット感は他を圧倒していました。
知人が大峽製鞄のダレスバッグを持っていますが、驚くほど軽いそうです。
ブリーフケースよりは重いのかも知れませんが、想像以上に軽いそうです。
知人曰く、「大きくて使いにくいかと思っていたが、普段使いのブリーフケースよりイイ!」だそうです。
おそらく、なめし技術が高いだけでなく、原材料の皮の質も良いものを使っているタンナーから革を卸してもらってるのでしょう。
さらに、大峽製鞄さんの職人さんの縫製技術もピカイチだから成せる技なのだろうと思います。
基本的には百貨店での取り扱いで、大峽製鞄さんのホームページからもショッピングできます。
土屋鞄製造所 つちやかばんせいぞうしょ
引用元:https://www.tsuchiya-kaban.jp/
創業:1965年
予算:約5万円~
ランドセルメーカーからスタートした土屋鞄は、優しい風合いの鞄を提供されているメーカーさんです。ホームページも人の優しさが伝わる素敵なサイトです。
メイドインジャパンで、職人さんが心を込めて一つ一つ手作りされています。
日本の鞄メーカーさんは、海外のメーカーさんが馬具職人からスタートしているように、ランドセル職人からスタートされているところが多いです。
ランドセルは6年間、子どもたちの生活を支える大切なものです。
だからこそ、丈夫でなくてはいけない、それを実現するために、職人さんたちによって一つ一つ丁寧に作られているのです。
そして、ランドセル作りで培われた確かな技術を鞄づくりに活かしているので、ブリーフケースも丈夫でキレイな仕上がりになっています。
土屋鞄のその他のオススメポイントとしては、実用性を考え、防水仕様のビジネスバッグもあるところです。
また、収納力も優れた設計のものが多く、鞄の中が整理しやすくなっていて、本当にビジネスマン向きのデザインです。
それから、女性向けの鞄も可愛いデザインが揃っています。
海外のレディースブランドに負けないくらい洗練されたデザインだと思います。
しかも、機能性もあるという点は見逃せないです。
レディースラインもきちんと充実されているので、男女問わず人気の高いメーカーです。
万双 まんそう
創業:1995年
予算:約5万円~
万双さんの魅力は、何と言ってもその技術力の高さとこだわり抜いた丁寧な作品作りではないでしょうか。
そして、他のメーカーさんと比べて、価格が抑えられているところも嬉しいところです。
ブライドルレザーを使用しているダレスバッグですら、10万円以下で購入できます!
実店舗は上野のアメ横と神戸にしかないのですが、一度お店でその鞄の素晴らしさを実体験してみてはいかがでしょうか?
百貨店だと緊張しちゃってという方も、アメ横の雑多な雰囲気の中でなら、ゆっくり製品を手に取って確認もできるのではないでしょうか。
アメ横の路地に入ったらいきなりお店が出てくるからビックリします。
パッと見て、「良い革使っているなぁ~」と思わずうっとりしちゃいます。
そして、本当に作りも丁寧です。
「万双独自の菱縫い」という縫製技術で、美しいステッチを刻んでいます。
キレイに縫われているだけでなく、耐久性にも優れた作品に仕上がっています。
そして、やはりコバもキレイです。万双特有のこだわりと丁寧さが表れていると思います。
また、鞄としての機能性にもこだわっているので、見た目だけでなく使いやすさにもこだわりたいビジネスマンにはピッタリです。
aniariy アニアリ
創業:1997年
予算:約4万円~
100%ジャパンメイドにこだわった新進気鋭の日本の鞄ブランドです。
ブランド名は、An ideal and reality 〈理想と現実〉という言葉からの造語だそうです。
「理想と現実を追求することで新しい何かを生み出す」という哲学のもと運営されているそうです。
日本の皮革産業を盛り上げるために、アニアリというブランドを立ち上げたそうで、徹底的に日本製にこだわっているのです。
わざわざ、アニアリ・オリジナルレザーを開発したほどです。
当時の雑誌を読むと、オリジナルレザーの開発は画期的で、しかも質も良かったので、専門家の間で大好評でした!
そして、細部にまでこだわっていて、オリジナルの金具まで作ってしまっています。
歴史は浅いですが、日本の本物志向のユーザーから支持され、一気にトップ人気ブランドにまで成長しています。
デザインも、現代風で柔らかな革の風合いが素敵です。
やはり、新しいブランドなだけあって、きちんと流行を読み取って、オシャレな鞄を作っています。
ジャケパンスタイルに合うカジュアルなタイプもあれば、カッチリした場面に使えるタイプもあります。
また、内装もアニアリ特有の迷彩柄の内張りになっており、中を開けてもオシャレなのです。
TOFF&LOADSTONE トフ&ロードストーン
引用元:http://www.toffandloadstone.jp/
創業:2006年
予算:約5万円~
トフ&ロードストーンもジャパンメイドのブランドです。
今、雑誌でも引っ張りだこのブランドの一つではないでしょうか。
クラシックなデザインなのですが、少し丸みを帯びたフォルムや美しいシボが印象的な現代にマッチしたデザインの鞄です。
オシャレの中に上品さがあるんです。
でも、堅苦しくないんですね。
最近はスマホやタブレットの普及、会社の情報管理も厳しくなったこともあり、ビジネスマンの荷物も少なくなりましたよね。
そういう現代ビジネスマンに合った薄マチで少し小ぶりの鞄をトレンドにしたブランドなのではないでしょうか。
もちろん、機能性も言うまでもなく優れているのですが、オススメポイントはなんといっても金具の美しさです。
ハンドメイドの真鍮金具がクラシックさとモダンさを体現しているのです。
この高級感溢れる金具があるからこそ、鞄全体が引き締まり、よりカッコよくなっているんです。
最新トレンドを追い求める方には必見のブランドです。
PELLE MORBIDA ペッレ モルビダ
引用元:http://www.pellemorbida.com/
創業:2012年
予算:約5万円~
様々なメディアで引っ張りだこのクリエイティブディレクター干場義雅さんが、海外ブランドの輸入・卸しなどを手掛けている「ウエニ貿易」さんと立ち上げたブランドです。
まだまだ、新しいホットなブランドですが、干場さんの影響力の高さ故にか、各雑誌に取り上げられ、すでに人気を博しています。
こちらもジャパンメイドです。
旅の理想形「船旅」にもっていきたくなる上品で上質なバッグを目指しているそうです。
だから、干場さんのような大人な男性のエレガントさをまとったデザインの鞄ですね。
一目見て、シンプルなのに美しいと思わせる鞄です。
見た目だけでなく、機能性も十分です。
まだまだ新しいブランドですから、街を歩いていて、誰かとかぶってしまう心配は少ないです。
他の方と差をつけたい方は、「ペッレ モルビダ」いかがでしょうか。
ちなみに、銀座で撮影中の干場さんを見かけたことがありますが、やはりカッコ良かったですね。
オーラがあるので、遠くから見ても本人だとわかりました。
FIVEWOODS ファイブウッズ
引用元:http://www.hayashigo.co.jp/index.php
創業:1890年
予算:約3万円~
ファイブウッズは林五という120年以上の歴史を誇る日本屈指の老舗鞄メーカーの主要ブランドです。
素材選定からデザインまで、生産に至るまですべてジャパンメイドにこだわっています。
「トラッド」シリーズが復活しており、ダレスバッグがカッコイイです!
ボディ下部のベルトと角革がアクセントになっていてオシャレです。
120年という長い歴史にあぐらをかくことなく、リ・ブランディングを行い、伝統的な空気感を大事にしながら、現代的な要素も取り入れたデザインの鞄を産み出している。
だから、ファイブウッズの鞄はトラディショナルでありながら、スタイリッシュでカッコイイです。
HERGOPOCH エルゴポック
引用元:https://www.hergopoch.com/
創業:2005年
予算:5万円~
OEMの鞄製造ファクトリーだった国内の鞄メーカー・キヨモトが立ち上げたブランドです。
半世紀に渡り蓄積された鞄作りのノウハウを詰め込んだブランドです。
素材にもとことんこだわっており、エクスクルーシブ素材「プライム グレイン レザー」を独自開発し、オリジナリティと上質さを高めています。
「ひけらかさない、けれども主張を持たせたい」と思ったときに、きっとエルゴポックの鞄が、その期待に応えくれるのではないでしょうか。
シンプルなデザインが多いですが、その分、一目見て質感の良さが感じられる一品になっています。
常に、技術力を追求し、秀麗なデザインを産み出していく姿勢は、今後も多くのファンを満足させるブランドであり続ける予感を感じさせます。
ブリーフケースだけでなく、クラッチバッグも素敵なブランドです。
これからもっと注目されるブランドの一つではないでしょうか。
SOMES SADDLE ソメスサドル
創業:1964年
予算:約4万円~
ソメスサドルは北海道歌志内市にある馬具・鞄メーカーです。
始まりは、炭鉱で栄えた街の次なる産業の柱となるべく設立されたオリエントレザー㈱です。
馬具メーカーです。
馬具職人を集め、輸出用の馬具を生産していました。
しかし、第1次オイルショックなどの影響で経営は傾きます。
会社を立て直すために、馬具だけでなく、鞄などの生産も始めます。
今も、北海道で工房を設け、素晴らしい革製品を作り出しています。
北海道砂川市にファクトリーとショールームがありますが、とても素敵な建物です。
ファクトリーの佇まいからも、ソメスサドルの職人さんたちのセンスの良さが伝わるような気がします。
まだ行ったことはありませんが、一度砂川ファクトリーに行ってみたいものです◎
ソメスサドルは、皇室に馬具を納めていることでも有名です。
鞍は、日本の武豊騎手をはじめ、海外の一流騎手にも愛用されています。
やはり、馬具メーカーとしても超一流なのです。
その馬具作りの技術があってこそのソメスサドルなのです。
「日本のエルメス」と言われるゆえんですね。
私もブリーフケースを長年愛用していますが、リペアサービスも徹底しているので、安心して大事に長く使えるブランドだと感じています。
革の質も良く、縫製も丁寧でキレイです。

まとめ
上記以外だと、GANZO・ガンゾ、copert・コペルト、INDEED・インディード、三陽山長、HERZ・ヘルツ、Cisei・シセイ、cocomeister・ココマイスターなどがおススメです(10万円以上のものありますが)。
日本のメーカーさんは、高い技術力と素材へのこだわりを大事にして、製品を作っているのが伝わったでしょうか。
日本人ならではの「痒い所に手が届く」製品は日本メーカーの鞄に多いのではないでしょうか。
デザインだけでなく、ビジネスマンに嬉しい機能性も大事にして、日々、進歩しています。
あと、国内に工場があるので、リペアの面でも国内メーカーのほうが使いやすいかもですね。
海外メーカーも国内メーカーも、それぞれ素敵なところがたくさんあるので、見比べてみるのも楽しいですね。
百貨店やショールーム、有名セレクトショップにて、一度その製品を触って持って、直に確かめてみた方が良いと個人的には思ってます。
現物に触れてみないと相性は分からないと思うので。
たくさんの鞄に触れたほうが、目も肥えますし、自分にとっての一品に出会えると思います。
