機械式時計にこだわる名門ブランパン。元祖ダイバーズウォッチ「フィフティファゾムス」。

ブランパン

kevinです。

ブランパンについて書いてみたいと思います。

創業1735年ジャン・ジャック・ブランパンが立ち上げたメーカーです。

世界で最も古く創業した現存するメーカーとなります。

20世紀初頭までは、家族経営で頑張っていたのですが、跡継ぎがいなくなり、創業家と親しかったベティ・フィスターとアンドレ・レアルがブランパンを買取ります。

後に、ブランパンの代名詞となるダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス」を産み出すのが、ベティ・フィスターの甥であるジャン・ジャック・フィスターです。ジャン・ジャック・フィスターは1950年から1980年まで、ブランパンのCEOを務めます。

その間、SSIH(スイス時計産業組合)に入ったり、精力的に活動していきますが、クォ―ツショックやオイルショックのあおりを受け、一時休眠状態に陥ります。

その後、1983年に、ウブロを一躍世界的な時計メーカーに成長させて有名なジャン・クロード・ビバーさんとフレデリック・ピゲにより、ブランパンは買収されます。

1992年にスウォッチグループに買収され、今に至ります。

一時休眠状態にあったので、厳しく見ると1755年創業のヴァシュロンコンスタンタンが一番古くなるようなのです。

この辺がややこしく、じゃあ腕時計を作り始めたのはいつから?とか言い出すとブレゲをはじめ、様々なブランドが上がってきますので、諸説紛々としていてきちんとしたことは分かりません。

さらに、今使われている機構の話にまで及ぶと、自動巻き機構を発明した1777年創業のペルレが一番早くなります。

・・・話を戻しまして、ブランパンはこだわりを持って時計作りをするブランドで、丸型デザインの時計しか作らず、しかも機械式しか作りません。これは、ジャン・クロード・ビバーさんのこだわりと戦略の賜物で、ブランパンは復活を果たします。

クォ―ツから、もう一度、機械式時計が注目されるようになった一因にブランパンの復活があったと言えます。もちろん、スウォッチグループのニコラス・G・ハイエック氏の戦略やゼニスのエルプリメロの復活なども機械式時計の復興に寄与していますが、ブランパンが「機械式時計しか作らない」と宣言したことのインパクトは大きかったと思います。

ブランパンは様々なコレクションを持つブランドですが、「フィフティ ファゾムス」が馴染みがある方も多いのではないでしょうか?

 

フィフティ ファゾムス

一般的にロレックスのサブマリーナがダイバーズウォッチの型を決めたと思われていますが、サブマリーナは発表が1954年バーゼルフェアです。

 

これに対し、フランスの特殊部隊であるフロッグマンから要請を受けて1953年に発売されたフィフティファゾムスの方が1953年に発表され、「ロック式の回転ベゼル」「リューズのダブルパッキン」「ダブルケースバック」の3件の特許を取っており一足早いです。

ちなみにダイバーズの原型は1936年に出てきているパネライのラジオミールが原型となりますが、当時イタリア海軍はパネライを秘匿しているので、歴史の表舞台に出てくるまで時間がかかります。

ちなみに、「フィフティ ファゾムス」とはヤードポンド法で測る91.44mという意味で、当時の潜水限界点が90mであったため全ての海のダイバーに向けてという意味で名付けられました。

 

 

フィフティ ファゾムス バチスカーフ

「フィフティ ファゾムス」には、ひと回り小振りでデイリーユースにも使いやすい「バチスカーフ」もあります。

ぜひ機会があれば見てみて下さい。